共産主義ってなに?⑨ 不純な言語

「ニュースピーク」(政治家が世論操作のために用いる言語表現)にあるように、悪魔の代理人たちは、彼らの利益にかなうように、自在に言葉を変化させてきた。悪魔の辞書によると、「自由」とは、道徳、法律、伝統に束縛されない極端な状態を指す。「人は神の子である」「法の前に、人間は皆平等である」「機会は均等に」といった言葉を歪曲し、人々を絶対的平等主義へと駆り立てた。「情け深い人間は隣人を愛する」「自分と同じように、隣人を愛せよ」という言葉は、薄っぺらな「寛容」という言葉に置き換えられた。「理性的な考え」は、狭量な経験主義の科学の道具となった。極端な平等を追及した結果、正義は「社会正義」と呼ばれるようになった。
言語は思考を組み立てる大事な要素である。言語の定義や意味合い(ニュアンス)を歪め、支配することによって、悪魔は人間の思考を制御し、人間を悪魔的な結論へと導いている。

~ 悪魔が世界を統治している より ~

所長視点)
もっともな話であっても、なんか違うなーと思うことがあります。とりわけ自由、平等、平和が絡むとなんでも正義‥のような言い方をして言葉巧みに、悪魔の思想に誘導する。意義を唱える人は、ひとくくりにされ差別主義者のようなレッテルを張られたりする。日頃から、反対の意見に触れ、自分なりの言い分を準備しておく必要があるように思います。